父が小さな印刷会社を経営しており、私も高校卒業後は父の跡を継ぐため都内の印刷会社で修行し、三年で戻って父の会社に就職しました。

自分の勤めていた会社の経営が危なくなった話
自分の勤めていた会社の経営が危なくなった話

父が小さな印刷会社を経営しており / 36歳 男性

父が小さな印刷会社を経営しており、私も高校卒業後は父の跡を継ぐため都内の印刷会社で修行し、三年で戻って父の会社に就職しました。

会社の経営危機はそれから間もなくの事。これまで通りずっと真面目にやってきました。
何がきっかけで経営の危機に陥ったかというと、山を貫く道路が開通してしまった事と、規制緩和の一環で市内に大型スーパーが進出してきたという二つの要因が大きかったです。
それまでは、都会から会社のある市内まで大手の印刷会社は売り込みに来ませんでした。
山が父の会社を守っていたと言っても過言じゃありません。トンネルが開通する前までは、国道といっても片側一車線で、海沿いをぐるっと回らなければ私たちの町には来られなかったんです。
つまり、営業に来るには相当の時間と経費がかかっていたのです。

しかし、トンネンルの開通で、都会からどんどん大手ライバル会社が営業に来るようになり、売り上げが落ちました。
うちの会社のお得意さんは、近隣の商店や食堂がメインだったのですが、大型スーパーに顧客を奪われ、その大事なお客さん達も店を畳むようになってしまったのです。

今でも苦しい状況は変わっていません。何とか倒産だけはせずにここまで来ています。
しかし、ネットの普及やプリンタの高性能化も、経営危機に拍車をかけています。いつ潰れても全くおかしくないという状況は、今も継続中です。


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